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パールの変調 解説

 オリジナルミステリ小説としては四作目、オカマ探偵シリーズとしては三作目となるのは『パールの変調』です。ちなみに『サファイア』は長編、『ガーネット』は短編として区別しております。今作は『サファイア』と『ガーネット』の中間くらいの長さなんですが、短編と呼ぶには長いので長編のくくりに入れました。

kyoshirou2021.hatenablog.com

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 神明大学の教授である総一朗が顧問を務める邦楽サークルの演奏会、というのが今回の『パール』の舞台であり、また、これまで三人称で記述していた文体を創の一人称にしてみるという試みがなされております。

 事件に関してはトリックその他がいささか不自然かなとは思いますし、こんなんで人死にが出るのかどうなのか、自信はほとんどありません。まあ、この内容じゃ賞を狙うのは無謀というものよ。それは今作に限らず、ですけどね。

 さて、じつは『サファイア』と『パール』の間に『ルビーの衝動』という長編が存在しております。つまり時系列としては、サファイア⇒ルビー⇒ガーネット⇒パールの順なんですけど、このルビー、書きかけのまま頓挫してしまい、ガーネットやパールが先に仕上がったわけです。ガーネットに登場した神奈川県警捜査一課のイケメン刑事・浅木尚人、今作で登場した警視庁捜査一課の鴨下警部補の二名も初登場はルビーでして、鴨下警部補が総一朗や創のことを知っているのはルビーの事件で二人と出会っているからなのです。

 本来ならばルビーを仕上げて、時系列順に公開できればよかったのですが……う~ん、かなり厳しい。いつか続きが書ければいいなとは思っているんですけど。ちなみに舞台はライヴハウスで、その後も殺人が続く、いわば連続殺人物であり、トリックやら何やらと、どんどんハードルが高くなって自分の首をしめる羽目に。ああ、でも完成させたいよなぁ。この他にも『ジェイドの妄想』等、幾つかの案があってねぇ。全部行き詰ってしまったんだよぉ~、とほほ。

 

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